【創作書道】一文字で書くカッコイイ漢字5選

創意工夫を凝らして自らを表現する創作書道においては、文字選びも重要です。ここでは、一文字で書き表す格好良い漢字をご紹介します。

 

創作書道とは

古典古筆をお手本にして字を書くことを臨書(りんしょ)と言います。臨書には3つの方法があります。字の形を模倣することで主に書道技術の習得を目指す形臨(けいりん)、作品から作者の意や精神性までも汲みとって書に表す意臨(いりん)、そして、手本を記憶したあと手本を見ないで書き、手本の書風を自分のものにする背臨(はいりん)です。これらの方法を用いて書道の技術や原理を学び、他人の書を参考とせず自らの創意工夫を凝らした、創作書道へとつなげていきます。

 

一文字で書くカッコイイ漢字5選

書道には様々な書体があります。篆書、隷書、隷書を簡略化した草書や行書、そして、最も一般的な楷書です。どのような書体を選ぶかによっても適した漢字は変わってくると思いますが、ここではよく書道の題材として使われる漢字の中から、一文字で書く場合に見栄えがよくなるよう、比較的画数が多いものを選んでみました。

 

「義」

義(ぎ)とは、物事のすじ道やかどめのことで、私利私欲にまみれずすじ道をたてる心、公に尽くす心を表します。また、中国の孔子を始祖とする儒教では、五常の徳を充実させることで正しい道をまっとうすることができると説いていますが、義はその五常のひとつでもあります。

 

「輝」

輝(き)は、光を放つこと、きらきらとかがやいて明るさがあふれる様子を表します。周囲を明るく照らすという意味で、名前に使われることも多い漢字です。

また、ほぼ同じ意味を持つ漢字に「暉」という字があります。光が四方に広がる様を表し、春の日の光を意味する春暉(しゅんき)という言葉にも使われています。意味は同じですが、どちらの字を選ぶかによって、表現が変わってくるのではないでしょうか。

 

「夢」

夢(む)という字は書道の題材として使われることが多く、作品として目にしたことがある人も多いと思います。その場合、実現させたいと思う願いという意味での夢を表現していることがほとんどであると思います。

しかし、夢という字には、ぼんやりとしていてはっきりしないものや、まぼろしといった意味もあります。夢という字を使って「はかなさ」を表現してみるのも、少し変わっていて面白いかもしれません。

 

「舞」

舞(ぶ)も書道の題材としては一般的な漢字です。歌や音楽に合わせて踊り、神に恵みを請う様を表します。また、人を奮い立たせる、心がはずむような気持ちにさせるといった意味から、もてあそぶ、好きに扱うといった意味をも含み、自由な表現が考えられる一文字であると言えます。

 

「雅」

雅(が)は、上品で美しい様を表します。みやびという読みで日本文学の美的理念のひとつでもあり、知に高められた優雅で趣深い美を意味します。日本の文化である書道の題材としては、ピッタリな漢字であると言えます。

また、正しいことや良いこと、物事のはじまりといった意味も持ち、夏という季節を表すこともあります。表現が広がりそうな一文字です。

 

意味を理解したうえで字を書くと、一味違った表現が加えられるのではないかと思います。ぜひ参考にしてみてください。

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