脳を活性化してボケ防止!写経で得られる5つの効果とは?

「写経」というと宗教的なイメージが強く、一般の人が気軽に始められるものではないと考える人は多いのではないでしょうか。

しかし、写経には様々な効果があり、趣味やトレーニングのひとつとして日常生活に取り入れる人が増えています。ここでは、写経がもたらす効果についてご紹介していきます。

 

写経とは?

写経とは、仏教の経文(お経のこと)を書き写すことです。印刷技術が発達していなかった時代に、仏法を広めるための手段として盛んに行われていました。そして、のちに写経という行いによって功徳が得られると説かれるようになったようです。

もともとは仏教における信仰行為のひとつとして僧侶が行うものでしたが、最近では僧職についていない一般の人の間でも広まりつつあります。

写経をする文章には様々な種類がありますが、よく用いられるのは「般若心経」という経典です。文章が300字足らずと比較的短いこと、また、心穏やかに生きることを説くその内容から、多くの人に選ばれています。

 

写経によって得られる5つの効果

「写経」というと宗教儀式のような堅苦しいイメージがあるかもしれません。しかし、簡単な道具で気軽に始めることができ、日常生活にも様々なメリットをもたらしてくれます。

 

脳が活性化する

字を書くという行為は指先を使う作業であり、脳を活性化します。そのため、ボケ防止すなわち認知症の予防にも効果があります。また、高齢者用のリハビリプログラムとして活用されることもあります。

パソコンが普及している現代では、手を使って字を書く機会が極端に少なくなっています。普段の仕事柄パソコンを使うことが多い人などは特に、写経を行うとその効果を実感できるでしょう。

 

自然治癒力が向上する

写経によって自然治癒力が高まるというと飛躍しているように感じるかもしれませんが、その効果は医学的に証明されています。

書き写すというひとつの行為に意識が集中することで、大脳や臓器の働きが活発化し、身体のバランスが保たれます。また、このときに分泌される脳内物質の影響により思考がポジティブになり、精神も安定します。

 

集中力・忍耐力が向上する

写経は筆を使って一字一字を丁寧に書き写していく細かい作業です。そのためじっくりと時間をかけて行うことになり、普段より神経もすり減らします。

初めは途中であきらめたくなることもあるでしょうが、我慢をして枚数を積み重ねていくことで、段々と書く行為が楽になっていることを実感すると思います。そのようになれば、集中力や忍耐力が以前よりも高まっている証拠です。

写経によって得られた効果は、日常生活や仕事など、様々な場面でもいかすことができます。

 

姿勢が良くなる

姿勢が悪い状態では上手く筆を使えないため、写経をしていると自然に姿勢が良くなります。良い姿勢でいることが体に馴染んでくると、姿勢の悪さが原因となって起こる肩こりや腰痛の軽減につながるでしょう。

 

字が上手くなる

写経では基本的に、お手本となる経文を見ながら字を書いていきます。経文の中には、とめ・はね・はらいといった書道の基本的な技術が一通り含まれているため、お手本通りに書き写していけば、必然的に毛筆技術も向上します。

また、集中して丁寧に一字を書いていくことから、字の構成を理解することができます。字の形をしっかり認識できるようになると、日常生活でも上手く字が書けるようになります。

 

写経とは本来、徳を積むための行為であり、見返りを求めて行うものではありません。しかし、写経を始めるきっかけとして、まずは効果を得ることを目的にしてみても良いかもしれません。続けているうちに、無心に書き写すという行為そのものに魅力を感じてくることでしょう。ぜひ、参考にしてみてください。

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