第1回・寿百体・いくつ知っていますか?

百寿とは何か

「百寿とは何か」「百寿は何寿と呼ぶか」「百寿の祝いの言葉」「百寿祝いのメッセージ」を説明。

長寿のお祝

暦以降の長寿のお祝いを「賀寿」といいます。古くは中国から伝わり、日本でも元服、婚礼と並ぶ三大祝儀として定着してきました。
昔は数え年で祝うのがしきたりでしたが、現在は満年齢で祝うことが多くなっています。

百寿は、賀寿(年祝い)の一つで「紀寿(きじゅ)」とも呼ばれ、数え年で100歳のこと、またその祝い(儀礼)を言います。これは、100歳の百(100)に由来する用語で、100歳を超える高齢者のことを「百寿者」ともいいます。

賀寿の詳細

賀寿とは、長生きの祝い(長老の祝い、老年の祝い)のことをいい、その年齢により、下図のようになっている。

寿百表1

一般に長寿の祝いには、お祝いの色(基調色)が決まっており、百寿は神聖さを表す「白」となっております。なお、本用語と似たような概念のものに「上寿(じょうじゅ)があり、寿命を上・中・下の三段階に分けた最上位で「100歳以上(寿命が長いこと)」を意味します。

※ 12月31日に誕生した場合、翌日(1月1日)には数え年で2歳になります。今年、誕生日を迎えた人は、「満年齢+1=数え年」になります

その他の長寿のお祝い

珍寿(ちんじゅ)95歳?110歳?112歳?や、天寿(てんじゅ)118歳?250歳?のお祝い名称も有。

100歳以降は・・・

100歳以降は毎年祝う家庭も。101歳は「百-賀の祝い」(ひゃくいちが)、102歳は「百二賀の祝い」……

108歳(満107歳)は、茶寿(ちゃじゅ)

「茶」を分解すると「十十の下に八十八」に見えるから。20+88=108歳。
不枠(ふわく)とも言う。「枠」の字を分解すると「十、八、九十に見えるから。10+8+90=100歳。

111歳(満110歳)は、皇寿(こうじゅ)

「皇」を分解すると「白(百より一を引いた99)、一、十、一」になることから。
99+1+?+1=111歳。川寿(せんじゅ)。とも言う。「川」が111と読めるため。

119歳(満118歳)は、頑寿(がんじゅ)

「頑」を分解すると「二、八、百、一、八」にみえるから。2+8+100+1+8=119歳

「百寿図」とは

「百寿図」は広西永福県の「寿字岩」にその源流を見ることができる。

宋代から現代までの筆跡をみる

「寿字岩」(古称「夫子岩」)があるのは永寧州古城から東へ2Kmほど郊外に出たところで、東光の川岸、桂融国道(桂林―融安)沿い対岸の山中にあり、洞内の岩壁には彫刻が多く、故事・伝記・詩文・古語・仏像・龍画など、宋代から現代まで各時代の筆跡が刻まれている。

この800年来、「百寿図」は非常に重宝され世に広められてきた。古代は交通の便が極めて悪かったが、それでも歴代の高官・詩人墨客が競ってこの山(寿字岩)に鑑賞に訪れた。貴族文人たちはこぞって一幅の百寿図を座敷中央の河邉に懸け、それを見に来る客が堂に満ちた。南宋以後この拓本を作る工房が各地で栄えた。

百の寿

「百寿図」とは、各種の書体を用いて書き表した百個の「寿」の字である。
よくあるのは篆書体の「百寿図」である。図の形は円形、方形、長形など様々で、大きな「寿」の中に小さな「寿」の字が組み込まれているものもある。

異なる書体の「寿」の字の組み合わせによって作成された百個の「寿」の字は、長寿百歳、吉祥如意の願いを表している。中華民族の独特な芸術を十分に体現したものであるともいえる。

1100年もの長さにわたって、「百寿図」は民間で広く普及し、今でも長寿を祝う贈り物にされている。

◆きれいな「寿」の書き方

寿百表2

※寿は一字ですので少し大きく書いても良いです。

いくつ読めるかな?「寿百体」 50体掲載(写真 寿百体)


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残り50体は10月3週目に掲載いたします。

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