【美文字書き方講座】まずはペン字の書き方のコツを知ろう!

パソコンを使う機会が多くなった現代。メールやワープロソフトで文書を作成することが多く、ペンを使って文字を書くということがあまりなくなってしまいました。久しぶりに文字を書いてみると、自分の字の下手さが気になってしまうという人も多いのではないでしょうか。

 

せっかく字を書くのであれば、美しい字を書きたいものです。美しい文字を書くにはもちろん練習が必要ですが、書き方のコツを掴んでおくことで上達がぐっと早くなります。ここではペン字を美しく書くためのコツをご紹介します。

 

いい文字は道具選びから

美しい文字を書くためには、良い道具選びが大切です。使いやすいペンを選ぶことによって、文字をよりキレイに書けるようになります。

 

ボールペンの選び方

ボールペンを選ぶときには、インク、グリップ、硬さの3つのポイントに着目しましょう。これらの点を考えてボールペンを選ぶことによって、書きやすさが格段に向上し、美しいペン字を書けるようになります。

 

まず1つ目のポイントはインクです。ボールペンのインクは、基本的に水性と油性に分かれます。

水性は滑りが良くて書きやすいという特徴がありますが、水に濡れると滲んでしまうというデメリットもあります。これに対して油性は、消えにくい文字を書けますが、伸びが悪く書き味も硬くなります。

これら2つの長所を備えたものが、ゲルのボールペンです。ゲルのボールペンは油性のようにしっかりと書くことができ、水性のように伸びも良くなっています。

また、近年では油性でも伸びが良く書きやすいものもあります。ペン字を書く際には、ゲルのものか、伸びのいい油性のものを選ぶといいでしょう。

 

2つ目のポイントであるグリップですが、これは実際に握ってみて、自分の手に馴染むものがおすすめです。

特に、先端まで覆うタイプのラバーグリップは手にフィットしやすくなっており、どんな持ち方をしても馴染みます。しっくりくるものがなかなか見つからないという方は、ぜひ試してみてください。

 

最後にペンの硬さです。ペン字を美しく見せるには、文字に強弱をつけることが大切です。ペン先が柔らかく、力を入れたり書くスピードを変えたりすることによって強弱をつけやすいものを選ぶようにしましょう。

 

練習にはつけペンや硬筆

文字を練習するときには、つけペンや硬筆のペンで練習する方法もあります。これらで文字を書くことによって、筆圧の強弱などを身に付けることができます。

 

つけペンは美しい線を引きたいときの練習に最適です。

つけペンで文字を書くときは、ペン軸と紙を置いたテーブルの角度が50度から55度くらいになるように構えるのがポイントです。持つときにはあまり下の方を持たないようにし、力が入りすぎないように注意しましょう。

 

硬筆で練習する場合には、2Bほどの柔らかい芯の鉛筆がおすすめです。また0.9ミリのシャープペンシルも、文字に強弱を付ける練習に適しています。

 

書くときの姿勢

美文字になるためには書くときの姿勢も大切です。正しい姿勢を保っていれば、自然と美しい文字になります。

 

正しい姿勢で綺麗な文字に

まずは椅子に半分くらい腰かけ、背筋をまっすぐに伸ばしましょう。机とお腹の距離がこぶし1つ分になるように座ってください。脇は締めすぎず、机の上にハの字になるように腕を置きます。このとき肘を机にのせないように注意してください。

 

書くときには頭を少しだけ傾けて、手元と目の距離が30センチくらいになるようにすると、「美しい文字を書ける姿勢」が整います。

 

紙を置く位置も大事

多くの方が意外と気にされていないのが、紙を置く位置です。自分の真正面に紙を置く方がほとんどですが、キレイな文字を書くには真正面ではなく、ペン先が肩の位置になるように置きましょう。右利きの人であれば、真正面よりも少し右寄りになる形です。

 

こうすることによって文字が右肩上がりになるのを防ぐことができ、美しいバランスで書けるようになります。

 

文字のバランスを大切に

キレイな文字を書く上で大切なのは、文字のバランスです。大きさや余白などに気を付けることによって、強弱の付いた美しい文字に見えます。

 

文字の大きさのバランス

ペン字では基本的に漢字を大きく、平仮名やカタカナは小さく書きます。一般的に平仮名は漢字の70パーセントほどの大きさ、カタカナは漢字の80パーセントほどの大きさで書くとバランス良く見えます。

さらに、平仮名の中でも「は・れ・に・を」は大きめに書き、「こ・め・と・る」は少し小さめに書きましょう。これを意識するだけで、文字のバランスが整った印象に変わります。

また、筆順や中心線を意識した文字並びも大切です。どうしても中心線がずれてしまうという人は、ドライヤーなどで消せるペンで中心線を引いてから書くという方法もあります。

 

余白を意識しよう

整った印象の文字に見せるためには、余白を意識することが重要です。基本的に、文字を書く枠の7割から8割ほどを文字で埋めると、一文字一文字がさほど整っていなくても、整然とした印象を与えられます。このときに文字の間隔を均一にできれば、さらにキレイに見せられます。

 

ちょっとしたコツを意識するだけでペン字は劇的に上達します。美文字を目指すなら、今回ご紹介したコツをぜひ実践してみてください。

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