【美文字の書き方】綺麗な文字を書くための5つのポイント

コツコツ練習を続けているのに、なかなかキレイな文字を書くことができないという人もいるでしょう。キレイな文字は、ただ闇雲に練習を続けているだけでは書けるようになりません。「キレイな文字を書くためのコツ」を覚え、実践することが重要なのです。コツさえ掴めば、実力もめきめきとアップします。

 

ここでは、そんなキレイな文字を書くための5つのポイントをご紹介します。

 

とめ・はね・はらいをしっかり書く

文字を書くときにおろそかにしてしまいがちなのが、とめ、はね、はらいの3つです。しかし、この3つをしっかりと意識して書くだけで、美文字にぐっと近づくことができます。

 

とめは、ペン先に軽く力を入れ、紙に押し付けるようにするのがポイントです。はねは、とめと同じように一度ペン先を紙に押し付けてから、力を抜くように左上に向かって線を引くと、美しく書けます。

 

はらいは大きな円を描くようなイメージで、ゆっくりと力を抜くのがコツです。

常に次にペンを置く位置を意識しながら書いていくと、とめやはらいも自然になります。また、点と角度や間隔を意識しながら書くことで、美しい文字に見えます。

 

キレイな文字を書くには、急いで書かずに、これらの点を意識してゆっくり書くようにしましょう。

 

少し右上がりに書く

文字は少し右上がりに書くと美文字に見えます。この書き方は漢字が生まれた唐の時代からの書き方で、文字をシャープに見せる効果があります。また、文字に躍動感も生まれます。

右上がりとはいってもあまり右上がりになりすぎると、文字のバランスが崩れてしまうため、気持ち右上がり程度にしておきましょう。

 

美文字に見える角度は右上がりに6度と言われており、この角度を守ることによって美しい文字が書けるようになります。右上がり6度は、15分を0度とすると、ちょうど14分の角度です。

 

この法則は横画の線はもちろん、点などにも適用されます。

例えば必要の「必」という字は、左と右の両方に点があります。左の点の書き始めの位置に対して、6度の角度に右の点の書き始めがくると美文字に見えます。また、左右にへんとつくりがある場合には、へんとつくりの横画を6度の角度になるように揃えてあげると、文字の形が良くなります。

 

この法則をしっかりと守るためには、縦画をまっすぐに引くことがポイントです。縦画は横画がきちんと6度で引かれているかの目安にもなります。

 

右下に重心を置く

右下に重心を置く書き方も、美文字に見える方法の1つです。文字を右上がりで書くように意識していると、文字が全体的に左に傾くようになります。そこで右下の部分だけを少し長めに書くことによって重心を右下に置き、文字全体のバランスを整えます。

 

文字は基本的に左上から書き始め、右下で終わることが多いです。そのため文字を基本に忠実に書いていくと、自然と右下に重心を置いた形になります。左上から風が吹いてきているのを、右下で支えているようなイメージで書くといいでしょう。

例えば「月」という字の場合は、右下のはねの部分を意識的に長く書くようにします。「大」という文字であれば右下のはらいです。

 

右上がりに書く方法と合わせて実践してみてください。

 

上下左右の文字バランスを意識する

キレイな文字を書くためには、文字のバランスに配慮することが大切です。特に漢字はへんとつくりでバランスが崩れやすいため、上下左右のバランスを意識して書くようにしてください。

 

まず上下のバランスですが、「豊」や「悪」など上下に分かれる漢字の場合は、上下が同じくらいの大きさになるように書きましょう。このバランスが崩れてしまうと、不格好な文字になってしまいます。

次に左右がある場合です。「政」「録」などの左右に分かれる漢字は、左よりも右側を大きく書くとバランスよく見えます。また文字の中にある隙間の1つ1つも同じ間隔になるように意識すると、美しい文字になります。

 

正しい書き順で書く

文字は正しい書き順で書くことが大切です。書き順は、整った文字を書くために非常に理にかなったものになっています。これを守ることによって、文字の形が美しいものになります。

現在使われている漢字の多くは、もともと象形文字から来たものです。それが篆書になり、隷書になり、現在の楷書となっています。書き順はこの流れを汲んだもので、美しい文字を書くためだけではなく、文字が持つ意味を伝えるためにもとても重要です。

また、書き順によって、次の線の意味が変わってきます。例えば「右」という字は、左はらいを最初に書いてから横画を書くのが正しい書き順です。この場合横画は最も長い線となり、これで全体のバランスを取ります。

 

対して「左」は横画を先に書き、その後に左はらいを書きます。このとき横画をあまり長くしないことで全体をバランスよく見せることができます。このように、書き順が違うと横画の役割が変わってくるため、それに伴って全体の文字のバランスも変わってきます。

特に書き順を間違えやすい漢字は「右」「希」「波」「飛」などです。正しい書き順をしっかりと覚えるようにしましょう。

 

これら5つのポイントを抑えることで、格段に美しい文字を書けるようになります。文字を書くときには、ぜひこれらのポイントを意識してみてください。

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