東京都小金井市 「秋桜書道教室」
塾長:関口利代子 1990年開塾
自己紹介
私は東京都小金井市で、書道教室を始めて26年になります。必死でしたので、教室を始めたのがまるで昨日のようです。
最初は娘と娘の友達と2名の生徒を相手にして居りました。その昔、私は保育士をやっておりましたので、その延長で全てが自然に進みました。生徒の数も少しずつ増え、子供達とのコミ二ュケーションもスムーズでした。
一番大変なのは生徒募集でしょうか。毎日スケジュール一杯の子供達、教育熱心な保護者の方々。そんな中で書道を学ぶ大切さを伝えるのは、容易ではありません。その事は今も変わりません。
手書きが軽視される事も多くなり、悩みはつきません。私もパソコンを使う機会がございます。早くてとても便利ですが、手書きと違い頭には残りません。面倒でも、大切な事はやはり手書きが記憶に残ります。
日々、失敗に繋がる恐ろしさを感ずる事もございます。私は一つ一つ丁寧に物事を進めていきたいです。一生の貴重な時間を何をやって過ごすか?
私は、書道をやって過ごしていきたいと思います。世間から見るとスローペースに映るかもしれませんが、物事を大切に手を抜かず、心遣いを忘れる事なく進めていきたいです。
子供たちの文字の特徴
私は特に昔の子供達と比べて、今の子供達が書く文字に変化を感じておりません。色々な子供がいてそれぞれに個性があり、書道教室で自分の書を磨いていると思います。
手本を見て書いて居りますので余計なのかもしれませんが、たどたどしい字が少しずつ、美しくなっていくのをそっと見守っております。
ただ、たまに最近の女性の方の文字で、ビックリする位荒っぽさを感じる事がございます。仕事をしていて手書きの書類など、日頃から書き慣れていない女性なのでしょうか。日本女性として、もう少し書道を学んで欲しいと思いました。
やはり小さな頃から、文字を書く習慣を身につけるべきでしょう。大きな字を書く子供、小さく細い字を書く子供それぞれですが、一文字一文字丁寧に愛情を持って書く事はとても大切です。日本人として日本文化を守っていきたいと感じます。
生徒さんとの接し方
実は、私は左利きです。書道は右手で書いて居りますが、そんな事もあってか左利きの生徒さんがたまに入って参ります。初めのうちは左手で硬筆、右手で毛筆の練習を続けます。
そのうち気がつくと、両手とも上手になって居ります。今現在も一人おりますが、とてものびのびと大らかな字を書く小学生です。
また子供達から聞いた話ですが、夏休みなど田舎に帰る時のお土産に書作品を仕上げて持っていく子供たちもいるようで、お爺ちゃま、お婆ちゃまに大変喜ばれているようです。そう言った子供の頃の積み重ねが、とても大切だと思います。
書道の練習は無理をする事なく、自然に身につけてあげたいと思います。頭から押さえつけるのではなく、子供がやりたいと思う気持ちを大切にしています。嫌々書いてもなかなか上手くはなりません。
子供が自ら書いた書道を褒めてあげて少し自信がついて、ちょっと上手になってきたらまた褒めて、良い所をどんどん伸ばしてあげるように心掛けております。
そのうち知らぬ間に、子供達は努力して上達していきます。
もっともっと習字が大好きな子供を増やしていきたいと思います。